待つ身の気持ち

今日は二日連続で同じ日の話になってしまうけど、昨日の話を。

昨日は実家にいたのだけど、両親が旅行に出かけ、弟も仕事で
広い実家で一人だった。
さらに自分も出かける予定がほとんどなく、用があって出るくらいで
後は家にいた。

夕食も家で一人で食べ、後片付けや風呂を沸かしたりしていた。
そうこうしているうちに21時も過ぎた。
そろそろ弟が仕事が終わる時間だろうか。弟はいつも朝は8時前に
家を出て23時くらいに帰ってくる。
今日はいつ頃仕事場を出られるだろうか。電車は本数が少ないけど
待たずに乗れるかな、などと思っていた。

ここでふと自分が待つ身の気持ちになっていることに気づいた。
(自分の場合はいつも一人暮しだけど)うちに限らず働きに出たり
外出した人を家で待つという光景はどこの家庭にもあるはず。
大抵は子供の帰りを待つ親だったり、夫の帰りを待つ奥さんだった
りすることが多いと思う。

そうすると働きに出てる、特に男はいつも待たせるほうで
待つほうに回ることって案外少ないと思う。

朝家を出て夜まで帰らない。仕事をしているんだから当たり前と
言えばそうかもしれない。特に毎日のこととなればなおさら。

でも、いつのまにかその当たり前に慣れていないだろうか?

今日は仕事うまくいったかな、疲れてないかな、変わったことはなかったかな。
毎日そう思いながら待っている人がいることを忘れかけてないだろうか。

帰りが遅くなることを連絡しなくて文句を言われたり、
家に帰ったら話相手になってくれと言わんばかりに話を始めたり。
1日外で頑張ってきた方としては正直めんどくさいと思いそうになることもあるけど、
そこには帰ってくるのをずっと待っていた間の気持ちがあるからこそ。

いつも待たせてばかりいる方は、ふと立場が入れ替わった時の
事を考えてみてもいいかもしれない。

どんなに毎日のことになっても待っていてくれる人がいるということは
すばらしいことだと思います