音楽とバンド

メインでやっているバンド(LUNA SEAコピー)のライブがあさってに迫りました。

2005年末に加入し、コンスタントにライブをやってきましたが、次回ライブを区切りに、一旦、今後の計画・活動については白紙とすることを決めた。

解散だとか二度とやらないという宣言ではないのだけど、次いつやるかということについては一切の約束をしない状態。

今までのように当たり前にこの5人で集まって、LUNA SEAを演奏し、定期的にライブをやるということはなくなる。

またいつかそういうサイクルでできる日がくるかもしれないし、来ないかもしれない。

やろうと思えばいつでもできる。だけど、やれるからやるんじゃなく、やりたいからやるということが大事なんじゃないかと。そこそこのレベルでLUNA SEAの曲を演奏すれば、喜んでくれる人もいるかもしれない。でも、やってる本人達が惰性で活動し、演奏もそんな雰囲気でやっていれば、そこに見出す意味や価値が薄いものになってしまう。そんな状態になっていました。

それでやってる自分達は満足なのか?見に来てくれる人に失礼なんじゃないか?もちろん各人思っていることは少しずつ違うのだろうけど、大方でそういうことで一致しました。

個人的には、ここのところバンドだけじゃなく急激にいろんなことが変わっていて、それまで身の回りに当たり前のようにあった心地よいものから離れなきゃいけないということが重なっていて、正直すごく複雑というか、寂しい思いにやられそうになっていて。

でも、何か次の段階や違う世界に進むためには、いつかどこかでそんな思いをしなきゃいけないのかなとも思ったり。

まあこのバンドに関していえば趣味でやってることだし、そこまで大きな意味づけをするのも大げさなのかもしれないけど。意外と1年後くらいにはまた可能性が出てきてたりするかもしれないし。まったくわからないけど。

だけど、大人になって何か一緒に物を作り、人柄も実力も認め合って本音で付き合える相手とめぐり合って、力を合わせて頑張れるというのはありそうでなかなかないことで。そういう相手とだからこそある意味負けないように、いいものを作れるようにと努力もしたり。プロでもないのにわざわざボイストレーニングなど通ったのもこのバンドで歌えるからこそというのがあった。

いつしか会社員+バンドでの歌というのが自分という人間のアイデンティティになっていて。仕事はもちろん大事だけど、そことはまた違った景色、違った刺激、違った人間関係などが音楽には存在していて、その空間にいることがすごく大きな娯楽であり、勉強であり、自分を成長もさせてくれた。

それくらいの気持ちで自分は臨んでいたのだけど、メンバーもそれは同じように思ってくれてはいるようで、だからこそ中途半端ではいけないという気持ちが生まれることになったのかもしれない。

この話に関しては自分達以外の人から連絡をもらったり気遣いをもらったりして、やってきたことの意味がちょっとはあったのかな?なんて思ってもみたり。

こういう形になるなんて思ってなかったから(感じていなかったわけじゃないけど、受け入れたくなかった?)、友人にも特別声をかけてるわけじゃないし、それこそ今までどおり頑張ろうと思っていたのだけど、次のライブはそういう意味で特別なものになりそうなので、ちょっと気持ちを変えよう、変えざるを得ない、そんなことになりました。

まあでも「白紙」ということを、あまり悲観的に考えすぎることもないのかな、なんてまるで当事者というより、活動休止を聞かされた一ファンみたいな気持ちの整理の仕方をしようとしてたり。

いや、そりゃそうだ。だって、自分、ファンクラブ会員番号No.1だからね。

複雑な気持ちになっていたけど、今は次のライブを最高のものにすることだけを考えて。「やるべきこと」をやれば、後のことはその「やったこと」が決めてくれる。そういう気持ちで当日を迎えようと思っている。