歌におけるリズムの重要性

歌におけるリズムの重要性

日々実感していることではありますが、歌におけるリズムの重要性について端的にかつポイントをついた解説をしているページをたまたま見つけたので勝手にリンクと、ちょっと引用しちゃいます。

http://www.inner-v.com/rhythm.html

自分はアマチュアなので、周りで歌をやってる人も必然的にアマチュアの人が多いのだけど、ボーカルの要素としてリズムに言及する人は少ないと感じる。言わないだけで出来ている人が多いかというとそうでもなく、やっぱり歌い方の癖や、どれだけ高いキーを出せるかとかということに興味がある人が多い。

一歩進むと発声のことに取り組む人はいるし、もちろんそれも重要なのだけど、このページにあるように歌の基盤としてのリズムの存在はそれ以上に大きいのでは。

リズムを意識することで何が良くなるかというのはいろいろあるけど、

漠然としていた1拍の長さが、細かく分割する事で、はっきりとした1拍の長さに理解できてくるのです。『休符』をはさんでも、今どこの位置かがはっきりわかるのです。
1拍の長さが正確にわかって歌えれば、当然精神的に余裕が出来て、リズムを楽しめる、遊べる歌い方ができるのです。感情がリズムにも乗せられるのです。 いわゆる『ノリ(グルーヴ)』が明確に出てきます。

といった部分に集約されるのかも。こう考えると何か機械的・論理的な話に思える。しかし事実論理的な仕組みの話なのだろう。感情や思いを表現する音楽の世界を理屈で語るのを嫌う人もいるが、そもそも音楽は一定のルールに基づいて作られているもの。理詰めで考える部分と、理屈から解放されて思い切り楽しむということの両方が大事なのだろうと思っています。

最近の例だと、
score_sample
この譜例でテンポ107くらいだと、8分のウラを感じていないと11小節目のようなところでもたついたりずれたりしやすい。決してテンポは速くないけど、16分を自分の中に刻んでいないとアンサンブルできない。