サーバマシン自作のきっかけ

さて、ブログの構築がある程度整ったところで、サーバの構成や自作の過程を振り返ってみます。

Linuxを用いた自宅サーバは、最初は使わなくなったデスクトップPCから始め、その後ハードオフで購入したジャンクPCなどを経て、2005年の夏にNEC Express5800というPCサーバを購入して使っていました。いわゆるサーバ向けマシンの導入に、当時は心躍ったような(笑)。

このサーバ自体はとても安定していたのだけど、最近OSの入れ替えなどで動かすことが増え、改めて、「でかい」「重い」と感じた。置いて稼動させておくだけならあまり問題にならないけど、これと同時に消費電力も気になってきた。こんな時代だから、不要なエネルギーの利用(や、それに伴う出費)は避けたいところ。

であれば、必要十分なサーバに変更してみるか?と。

調べてみると、最近はネットブック向けCPUなどを利用した省電力マシンを自作する人も増えているらしい。軽量・小型で省電力なら、今の用途でのサーバとしてふさわしいのでは。

IT業界に身をおきながら、今までパソコンの自作は一度も行ったことがなかったけど、今回挑戦してみることにしました。

旧サーバで行っていた主なことは↓。これをすべて移行することが必要になってくる。

– サービス関連 –
・24時間稼動365日稼動
・ブロードバンドダイヤルアップ兼ルータ(NIC2枚必須、IPマスカレード、パケットフィルタ)
・Webサーバ(静的コンテンツ、Perl、PHPなどの動的コンテンツ)
・DBサーバ(Webと連携)
・DDNS関連そのほかのCron実行(多数)
・Mailサーバ
・ファイルサーバ
・プリントサーバ(USB接続Canon MP610)
・Webカメラ監視

– 保守関連 –
・UPS有(OMRON製、シリアルケーブル接続)
・SSH
・セカンダリディスクへのバックアップ(dumpによるフルまたは差分)
・VNC(適宜)
・月の電気代を5~600円に抑えたい