自分が目指す声

現状とはかけ離れてるかもだけどあくまでも理想というか目指したい声について。

楽器には楽器特有の音色がある。ピアノの出す音、ギターの出す音、その他もろも
ろ。それと同じようにボーカルの声も体という楽器から出た音であると思う。

初心者が弾くピアノと熟練者が弾くピアノの音が違うように歌い手の出す声もまた一般の人の声とは違わなきゃいけないと思う。

またLUNA SEAを例に出してしまうけど、まだ音楽のこと何も知らないころに観てたライブビデオで当然RYUICHIがMCをするんだけど、あるときJや真矢がMCをする場面を見たとき、個人個人の声だから違ってあたりまえというものとはまた違う何か別の違いがあると感じた。

説得力というか引き込まれるすごみというか。そういうものがボーカルの出す声にはあった。歌を歌っているときだけじゃなくて語る声、叫ぶ声。そういうもの全てにそういうものがあった。

その頃はさすが声で勝負してる人間は違うんだなと感心するくらいだったけど自分が歌を歌う立場になってみると、やはりその違いを意識するようになった。いや、あえて他の人と違いを作ろうとするという意識ではなく、ギター、ベース、ドラムがそれぞれ自信をもって音を出してきているのに負けないくらい楽器である体とそこから出る声というと音を磨いていきたいと強く思うようになった。

大げさに言えば真中のAで「ら〜〜〜♪」と歌っただけでもう普通の人とは全然違うんだという説得力をもてるくらいになりたい。音域が広いとかそういうことよりも。

それができないと最初のワンフレーズを歌ったときに「おっ」と思ってもらえないし、そうなるとその後聴いてる人を引き込んでいくことは無理だと思う。

聴きたいと思える声、次はどんなフレーズを歌うんだろうと期待させる声。
そういうところを目指したい。道のりは長い!