当事者意識

いいモノを作ったり提供するためには当事者意識が必要になる。これなくして積極的な姿勢は生まれない。

自分も入社したてのころはこれがなかなか持てなかった。
当事者意識が欠けると現場で起きていることが他人事のように思えてくる。何か問題が起きたときに声がかかるまで動かなかったり、自分が〜しますというような言動に出ることもなくなる。自分が作ったものじゃないからとか、自分が選んだものじゃないからとか、自分の役割の範囲じゃないからなどと考えたりもするようになる。

でもこういう態度でやっているうちは仕事の楽しみ・やりがいはまず見つからないだろう。

自分がどうしてお金を得ているのか。それをしっかり考えれば一見自分とはつながりの薄そうな出来事も必ずどこかでつながっていることがわかる。自分くらいがどうしたって何も影響なんてない、ということはない。回りまわって必ず自分に戻ってくるものがある。

そこに起こっていることに対して自分はすべきこと、求められていることがあり、そこにいる仲間やお客さんに対しての責任がある。そういう気持ちでいれば必ず誰かの役に立ち、その結果自分はお金をもらえているという実感があってこそ仕事の内容は濃くなっていく。当事者意識があってこそ一歩踏み込んだことが考えられ、現場や自分に必要なことがわかってくる。やるべきことがわかればステップアップしていくことができる。

これを実感するためには仕事をする本人にも仕事を与えるほうにも同じくらい責任がある。よいリーダーはこれを下位者に実感させるのがうまい。逆に当事者意識のないよい例は今の日本の政治家だろう。

あなたはあなたの現場とどう接していますか