改めて、時が経つのは早い

20091201ODK_soshigaya

ふと休みを取り、昼間の街で考え事なぞ。

転職してから4回目の年末が近づいている。今の会社に入ってから丸3年とちょっとが過ぎているという状況。

アップダウンの激しかった前職に比べれば考えられないほど仕事面では平坦な日々。淡々と過ごしているようではあるけど、楽しいことも結構あり、大きな心配事もなく、今の世の中においては恵まれているほうなのかも。付き合いのある友人も次々に結婚したり、家や自分の店を持ったりして、社会の中で確実に大人になってきてるんだなと実感する。

そんな中で、久しく会ってない友人のことや、仕事の今までのこと、これからのことを考えたりする。

新卒で入った会社で、ITの道を選んだことに自信がもてなくて右往左往してたころ、同じように20代中盤で紆余曲折を経験した友人達にあったりもした。海外大手携帯通信機器メーカーに勤めたが、突如の人員整理に遭った友人。数百万の退職金を手にして、それを元手に学校に通っていると言っていた。また、自分と同じようにITの職に疑問を持ち、見切りをつけて介護の道に進んだ友人。25,6歳のころだったと思うけど、まだ現実には浅い社会経験の中で、それぞれ直面した出来事の中でそれなりに必死だったのだと話した内容をおぼろげに思い出したり。彼らはいまどうしているだろうか。

自分が過去に選んだ道の選択のことも思い出す。大学を選ぶ際、実は体育系大学を人に言わず真面目に考えていたこともある。結局、無難な情報系の道に進んだけど、あの時違う方向に行っていたらどうなっていただろう。前職を辞めて転職活動をしているとき、会社員ではなくフリーなどの個人で仕事をすることも考え、実際に当てがつくところまでいった。結果的には会社員として転職したけど。あのころはフリーになる道についても結構積極的な風潮もあったが、昨今の不況でフリーエンジニアはいろいろと難しい状況だと見聞きする。あのときフリーになっていたらどうなっていただろう。

過去に歩んできた道に正解不正解はないとは思うし、ある道にいけばその道なりの未来があるだろう。といえばかっこいいが、現実には選択によって少なからずの差も生まれることも事実。もちろん自分ではどうにもできない運とか他の要素もある。とするならば、またいつ何か大きな選択をしなきゃいけなくなるとも限らない。過去に選んで来た道がよかったのか悪かったのかはわからないけど、そういう必死に考えていたときに考えていたこと、支えになったりよりどころになったものを、大事に持ち続け、できれば伸ばし広げることも大事なのかもしれない。