RODE NT-4とTASCAM DR-60DMKIIを中心とした録音環境
先日の検討の結果、購入した品が届いた。
考え方としては、レコーダー兼ミキサーの仕様を持つDR-60DMKIIを電池またはモバイルバッテリーで駆動し、ここからのファンタム電源でRODE NT-4を動かそうというもの。
で、DR-60DMKIIの音声出力をHDR-MV1に入れる、というわけ。
RODE NT-4は5pinXLRで、スレテオミニプラグに変換するケーブルが付属している。
なので、RODE NT-4を9V電池で動かせば、直接HDR-MV1に音声入力できることになるので、それならDR-60DMKIIは要らないんじゃないかという話である。
しかし、なぜこれをあえて投入してるかというと、
・5pinXLR→ミニプラグは若干音が痩せるというかNT-4の実力を阻害するので、XLRのまま録音したほうがよいという「噂」がある
・よって、ミキサーを使いたいが小型のミキサーで電池駆動のものは少ない、しかしDR-60DMKIIはミキサーの機能もあり、電池&モバイルバッテリー(USB)で動き、マイクスタンドに乗り、HDR-MV1やデジタル一眼などとくっつけられるので最適に思える
・これにより、HDR-MV1と同時にDR-60DMKIIに録音ができるので、仮にHDR-MV1がこけても大切な録音自体は継続できる(録音の冗長構成)
・さらにDR-60DMKIIはXLRのステレオCH1,CH2だけでなく、CH3,CH4の入力もあり、それはミニステレオプラグタイプのプラグインパワーマイクが使える
・つまり、これまで愛用していたSONYのミニコンデンサマイクも同時に使用することができる
面白いのは最後の機能。ミックスされた音が録音されるのではなく、WAVファイルが同時に2つ生成される。1つ目はCH1,CH2、2つ目はCH3,CH4。
実はRODE NT-4は優秀だが、センター感強めというレビューもあり、つまり、ステレオの広がり感は若干弱いのではないかという予想をしていた。しかし、このCH3,CH4に今まで使っていたミニコンデンサマイクを入れることで、このマイクが左右パンが非常に優秀なので、併用するとその弱点をカバーできるのではないかという目論見があった。
RODE-NT4一本でまかなえてないというところは少し落胆するところもあるけど、目論見通りの構成で予想通りの音がとれそうな予感。 写真はCH3,4用のミニコンデンサマイクを接続せず、HDR-MV1とDR-60DMKIIもつないでいない状態。