懐かしいもの

最近ちょくちょく「なつゲー」という言葉を聞く。

いわゆるファミコン時代のゲームが携帯端末などで楽しめるようになってきてるのだという。
低解像度の2次元画面でボタンも十字ボタンとA,Bボタンのみで操作するという今から考えるととてもシンプルな機能だけれど、それゆえにシナリオやキャラクター、アイデアが凝らされてるものも多いことが今になって見直され、リバイバルされているという。

かく言う俺自身もファミコンははまった。いろいろやったけど、ドラクエ2,3,4、FF3、熱血硬派くにお君シリーズは自分で攻略本まで作ってしまうくらいの熱の入れようだったなあ。

あれから時は経ち、完全に過去のものになっていたファミコンだけど、携帯の着メロでファミコンのBGMや効果音を使う人も出てきたころから徐々になつゲーブームが始まっていたように思う。

誰もが知ってるあの効果音、音楽をふと耳にしたとき、ゲームに興奮したり悔しがったり感動した子供時代のことをふと思い出す瞬間がある。それはまぎれもなく純粋な子供時代の1ページ。

よい思い出が人の中に生き続けるように、よいものは世代を越えても残り続けるんだなと、まあちょっと大げさですが(笑)思っていたりもして。

個人的にはなぜか小学校のころから「今流行ってるファミコンとかが自分が大人になったときにどうなってるんだろう。やっぱり懐かしがるのかな」なんてマセた(?)ことを考えていて、そのころ手に入れたゲームミュージックや本などは大切にとっておこうと決めていて、実際今でも残っている。特に音楽に関してはあのファミコンのピコピコ3音でしか構成されていないのにもかかわらず、見事に雰囲気を出してるものや秀逸なメロディーを持っているものが多くある。自分はそれをピアノで弾き、大人になったら友達の前で弾いて懐かしがらせようなんて思っていた。たまに機会があると人に弾いて聞かせるけど、やっぱり懐かしがってくれますね。

もう卒業した、そう思っていたものに時間が経ってから改めて触れてみると過去の大切な時間を思い起こすとともに新しい発見もあるかもしれない。

秋の夜長、なつゲー、懐メロに浸ってみるのもいいかもしれませんね